宮田製作所七十年史

(宮田製作所七十年史編纂委員会 宮田製作所刊) 本書は、1959年(昭和34)に創業70周年記念として刊行された、自転車メーカー宮田製作所の社史である。 しかしながら本書には、単なる一企業の社歴にとどまらず、その背景とし…

5日前

日本初のアイアンマン
伝説のジューリー・モス

 1970年代後半、日本の自転車産業は、輸出激減と廉価車増大により破綻の危機に直面していた。打開策の一つとして、スポーツ車振興が喫緊の課題となり、新たな目標としてトライアンスロンへの挑戦が始まった……。 (1) 「アイ・…

5日前

太平洋と日本海が合体する
/直江津にゴール

初日に東京・葛西臨海公園から長野・佐久まで走破したアツシとカンタさん。走ること実に204km、2人とも未経験の長距離だった。疲れ果て深い眠りについた。 早朝4時、アツシは目を覚ました。隣のベッドを見ると、カンタさんはまだ…

5日前

午睡を貪る

お気に入りサイクリングスポットのひとつが、「岩渕赤水門緑地」。 荒川サイクリングロードの下流域から中流域の境にあるのが「岩渕水門」で、ちょっと上流にあるのが“赤門”こと「旧岩渕水門」。 赤門は放水路としては狭い隅田川の水…

3週間前

マーケティングのこころ

早春の夕暮れ、届いた日本経済新聞夕刊をめくると、自転車の写真が目についた。オヤオヤと見ると、「こころの玉手箱」というエッセイのなかにあり、「ブリヂストンの自転車」と題されている。 中段には、「丈夫で役立つ理想の働き」とサ…

3週間前

猛暑のなかの峠越え
/初日は軽井沢

8月夏休みの早朝5時、アツシとカンタさんは新潟を目指す日本横断1泊2日の自転車旅をスタートした。 1日目は、東京・葛西臨海公園から埼玉・熊谷を走り抜け、難所の軽井沢・碓氷峠を越えて行けるところまで行く。日暮れまでに180…

3週間前

コロナ・シンドローム

  新型コロナウィルス、中国から日本へ海路帰国して窓もない船室で隔離された人のニュースに触れて心を痛めました。やがて巷ではマスクやアルコール消毒系が品薄になり、テレワーク、そして春休みまで休校など。 2月はコロ…

1か月前

世界のテーマ「シェア自転車」 最新情報あれこれ

公共都市交通としての大規模シェア自転車が登場して10数年、その将来に注目が集まっている。大きな課題は、巨額の赤字を生む採算性と、都市美観を損なう駐輪対策である。いま、その解決の道を世界は探している━。 シェア自転車には4…

1か月前

トラブル続出!
/出発編

アツシとカンタさんは、列島横断自転車旅行の準備に余念がない━。 カンタさんは、高校生だったアツシにロードバイクを教えてくれたボーイスカウトの7歳上の先輩。野外活動好きが高じ、アウトドア商品を扱う商社に勤務したが、現在はあ…

1か月前

メイドインジャパンの品質はいかにして向上したか

日本の自転車産業は第二次大戦前と戦後で大きな断絶があった。生産台数の推移からもそれは明らかである。戦後復興期には、多くの企業が自転車産業に参入したこともあり、台数はそれなりに確保できた。だが、品質はどうだったか? 戦後間…

1か月前